人から感謝されたい
褒めてもらいたい
賞賛を浴びたい
こんな気持ちは誰でも少しはあると思いますが、
過度に他人からの注目を集めたがる人もいます。
今回は、この様に
他人から注目を集めたがる人ついて
スピリチュアルな視点で考えてみたいと思います。
注目を集めたいと思う人の根底には、
自信が無いというものが有ります。
自信がないの裏返しには、
・人の成功を喜べない
・過度の競争心を持つ
・自分の優越感を誇示する
・人を見下す
この様な態度が出現します。
これは心理学でいうと
子供の頃にイライラするなどの
欲求不満の態度を示した時に
親からはなだめられるだけで
きちんとそれに向き合ってもらえなかった。
そんなことが原因だとも言われています。
(これだけではない)
では、これをスピリチュアルな視点から
捉えるとどうなのでしょうか。
スピリチュアルな視点では、
私たちは魂の成長のために生まれて来ていると言われています。
魂が成長するにはテーマが必要ですが、それも決めて生まれて来ます。
そのテーマは何度も転生を繰返している魂の成長の段階に合わせて
今回は何にするかを決めて来ていると言われています。
今回の他人からの注目を求める人は
人生のテーマに
「自分に自信を持つこと」
「今の自分を認めること」
こんなテーマがあるように思います。
自分に自信がないのでそれを他人に認めてもらいたい。
そんな魂を持って生まれた子供は
一番身近に居る親にそれを求めます。
小さな子供はそれをうまく言葉で伝えることが出来ませんので
泣いたり、怒ったり、イライラして
その欲求を親に求めようとします。
そこで親はなんとか子供の欲求が何か考えますが、
子供が本当に欲していることが分からないので、
結局はなだめるだけで、過ごしていきます。
それではこの子の欲求は満たされないので、
さらに欲求が強くなります。
もし、子供の心理を良く理解できる親だったらどうでしょうか。
子供は他人に注目されて認めてもらったと言う欲求が満たされ、
自分に自信を持つと言う「人生のテーマ」が達成され、
もう人からの注目を求めなくなるのでしょうか。
スピリチュアルな視点では、
魂は人生のテーマの裏と表の表側を経験することで
初めてその目的が達成されると言われています。
そして、その目的を達成するために最初に関わる人物として
両親を予め選んで生まれて来ると言われています。
つまりは、人生のテーマはそんなに
簡単には達成されないように出来ています。
親に自分の気持ちを分かってもらえない、
そんなイライラを通して子供は子供なりに工夫します。
もし、親が機転の利き過ぎる親であれば、
子供の成長もなく魂も成長しません。
昨今は自分に自信が持てなくて、周りの目を気にし過ぎて
不登校になる子供が非常に増えています。
そんな子供を持つ親は自分の育て方に問題があったのかと
悩まれる親御さんも多いのかと思います。
それは、親の育て方が悪いのではなく、
その子の魂が成長するためには
自信のないというテーマの裏側を経験するために
学校に行かない選択をしているのかもしれません。
スピリチュアルな視点からはこのように捉えることが出来ます。
自信のない時代を経験することで、
自信が無いということを深く学ぶことが出来ます。
学びの中で少しずつ自信が持てるようになると、
自信と言うのは他人から得られるものでは無く、
自分の内側に存在するものだと気づくようになります。
そうして、はじめて今の自分に自信が持て、
こんどは人生のテーマの表側の自信が有ることを経験する。
そんな人生の仕組みがあるというのが、スピリチュアルな視点です。
スピリチュアルな考え方は大変奥が深いですが、
とても興味深いことでもあるのではないでしょうか。