人は生まれてくる前に神様と面談して大まかな人生のストーリーを決めてくると言われています。しかし、その記憶は消えて生まれてくるので認識することは出来ません。ではどのような形で起きているストーリが決めてきた出来事であることに気が付くことが出来るのでしょうか。それは自分の魂に問いかけてみることです。魂は過去の記憶も全部知っているので神様と約束したことも知っています。少しわかりやすい表現を使うと頭で考えるのではなくて心で感じることです。自分の心に問いかけてみることで起きる出来事は決められたストーリーの一部であることに気が付くこともあります。
では、どうして私たちは人生のストーリを決めてくるのでしょうか。それは、私たちはただ単純に生命体として生まれて来ている訳ではなく人生に目的を持って生まれて来ているからです。その目的とは魂が成長する為だと言われています。それぞれの魂のレベルに合わせてさらに成長する為にはどんなストーリーを経験し、その出来事から何を学むのかを設定して、つまり人生の青写真を作成して生まれてくる仕組みです。例え、その出来事がどんなに困難だとしても「その人に乗り越えられない困難は起きない」と言われているのはこういった理由からです。
先程も言った通り決められたストーリーに気がつかないで通り過ぎることが多いですが、そのストーリーの中に必ず意味や人生の方向性を見つける事ができます。登山する際に帰り道が分かるように木などに道しるべを残しておくように、人生の道にも道しるべがあります。こっちの道へ行けば良いのかあっちの道に進んだ方が良いのか迷う事はありますが、道しるべが見つかると迷うことなく人生の目的に向かって最短コースでたどり着くことが出来ます。しかし、もしコースを間違えたとしても全く問題はありません。なぜならば、魂は目的地までの道のりを知っていますから直ちに修正して次の道しるべを示してくれるからです。人生の目的は一つの最終目的地だけではなく途中の中間地点もいくつかあり、それがクリアーになると次の中間地点への道が示されるようなイメージです。その中間地点へたどり着くまでの何度も何度も違った形で道しるべを示して右や左といった方向へ誘導してくれる仕組みです。
さて、ではどうすれば人生の道しるべに気が付きやすくなるのでしょうか。それは自分の魂の声を聴くことです。つまり自分が自分の内側と繋がること、自分が何者であるのかを知ることです。自分が何者か分かりそれに向かって進むことで、人生の道しるべに気が付くことが増えていきます。