仕事を探す場合どの様にして決めていますか?または決めました?
長い人生の中で仕事している時間は最も比重の大きい時間でもあると言えます。一日24時間の内8時間仕事をするとして仕事に行くための身支度や職場までの往復の時間も仕事の時間に含めるとすると一日の約半分の時間を仕事に費やしていると言っても過言ではないと思います。
働く現役世代の年齢も年々長くなっています。つい最近まで55歳で役職定年を迎えて60歳が退職の定例みたいなものでしたが、定年が65歳の会社が増加し、その後も75歳迄は在職可能な企業や実質定年退職の制度を設けていない企業もあります。そう考えると人生の6割7割年月に渡り仕事をする人も珍しくなくなりました。主婦業が仕事だと捉える見方がありますが、主婦業も含めるともっと割合は増加します。
つまり、働くという事は人生の重大なテーマでもあると思います。そんな大切な仕事を決める際に自分の本当にやりたい仕事ではなくて、世間体だとかお給料が良いからだとか大企業で安定しているからという表面的な理由で決める人も多いのではないでしょうか。最近は職業も多様化しており、自分のやりたい仕事をして情熱を持って仕事をしている、また今の仕事に生きがいを感じていると言った人も多くなったと思います。では、やりたい仕事や情熱を感じる仕事が自分の向いている仕事なのでしょうか。
私はかつて生命保険会社で営業の仕事をしていました。フットワークよくお客さんのところに訪問して色々な会話を楽しみながら、時には自由に時間を自分でコントロールしながら成果に対等にお金を稼げる仕事に情熱を感じていました。ところが、あるきっかけで占い師の人に見てもらう機会がありました。そこで第一声で言われたことは、あなたも占い師ですかっという言葉でした。保険の営業員をしていることを告げると保険の営業は向いていないっと言われたことがとても抵抗を感じたことがとても印象に残っています。
占いから研鑽すると口を使って何かを伝達することが向いているという事ですので、営業は適職だとも言えます。しかし、私は敏感な性質があるため周りの環境に影響を受けやすいこともありました。営業に向かない訳ではなくて、保険会社の様な競争社会には適さないという意味だったのです。保険の営業にあんなに情熱を持って仕事をしていたのに何で私の適職ではないかを感じたのは身体が教えてくれました。10年もこの仕事である程度の成績も収めて来たのに今更どうして適職に感じないと気付いたのは、体調の変化です。私の場合は身体の変調を心が感じていました。やる気がどんどん失われていく中でこの仕事から卒業しようと決めました。
そして感じたことは適職でない仕事は身体や心に影響を及ぼすという事でした。その経験から、かつて占い師ですかと私に言った占い師の先生を尋ねて占いの勉強を始めました。実際のお客様に鑑定をした時は、今まで感じたことが無いほど楽しくて仕方がない気持ちを感じました。保険会社時代のあの情熱は何だったんのだろうと改めて感じたことを10年近く経った今でも鮮明に覚えています。そして、適職に出会うとこんなにも心が喜ぶことを体感しました。
もし、今の仕事が原因で身体や心の変調を感じているのであれば、仕事の内容や環境など総合的に判断して果たしてその仕事が自分の適職なのかと一度は疑ってみては如何でしょうか。