人生は初めから決まっているとしたら、
何のための人生なのかと考えたことはありませんか。
人生には決まっていることと、決まっていないこと
その両方があると言われています。
初めから決まっていることを宿命と言い、
決まっていないことを運命と言います。
つまり、宿命とは先天的に生まれ持って来たものであり、
運命とは、後天的に自分が引き寄せたことをいいます。
宿命は生まれる前に人生の青写真に描いたキャンパスであり、
そのキャンバスに色を加えたものが運命だとイメージしてみてください。
例えば、自転車という乗り物をキャンパスに描いて来た人は、
その自転車に好きな色を塗りベルを付けることが可能です。
しかし、自転車を他の乗り物に書き換えることは出来ません。
何故ならば、自電車に乗る宿命でそれを描いたて来たからです。
もし、車が欲しい思うのであれば、
キャンパスの空いている部分に車を描くことは可能です。
宿命とは、自分の人生の目的を果たすための手段として選んで来たもので、
自電車に乗ってそこから見える景色が必要だと考えてみてください。
周りの景色や空気を身近に感じながら体感的に人生の道を進んで行く。
細い道を自由に走って好きな場所に立ち寄って自分の世界を楽しむ。
この様に、私たちは人生の目的に一番合うのものを、
宿命として持って生まれて来るのです。
でも、人には欲があります。
もっと早く走りたい、冷たい風を避けて、友達と一緒に移動したい。
ですから、自電車の他に車にも乗りたいと思うことは自然な発想です。
その場合は、キャンパスに運命として車を加えればいいのです。
但し、キャンバスにそれを描けば運命が勝手にやって来る訳ではありません。
自分の身体と頭を動かし知恵を使うことで、運命を叶えることが可能となります。
そして、忘れていけないことは、人生の目的は宿命がベースにあることです。
車を手に入れることで叶う喜びも多いですが、
あなたの魂が望む喜びは車では得られないかもしれません。
運命を受入れてそれを活用することで、人生の目的を達成する。
その上で、もう一つの喜びを感じてみる方が
本当の意味での人生の豊かさを手に入れることが出来るのかもしれません。