昨日は、あなたが持っている特質は能力でもあることをお伝えしました。
今日は能力は何のためにあるのか、どういう使い方をすれば良いのかについて書いてみたいと思います。
全ての人はユニークで全く同じ特質を持っている人は他には誰もいない。
特質は能力でもあるので、全く同じ能力を持っている人も他には誰もいないことになります。
では、その能力はどの様に使えばいいと思いますか。
自分の為ですか、
他人の為ですか、
世の中の為ですか、
どれも正解でしょうか。
そして、全部であると言うのが大正解ではないでしょうか。
例えば、ピアノの演奏の能力が初めからあった子供がいるとしましょう。
その子はピアノを習い始めた当初から、簡単にピアノが弾けるようになりました。
そこで、楽しくなってどんどん練習をしたらその能力が拡大して発表会で素晴らしい演奏をして喝采を浴びました。
そうしたら、同じ教室の生徒たちがどうして同じ先生から習っているのにその子の演奏が特に上手いのか知りたくなり、一緒にレッスンを受けたいという依頼が有りました。その子は自分の能力に気が付いていたので、快く仲間と一緒にレッスンを受けることを承諾して、そして楽しみました。そうすると、それが刺激になりみんなが練習を前よりたくさんするようになり、教室全体のレベルが上がっていきました。
次の発表会では、噂を聞いた大勢のお客さんが来てくれて、その子も他の子も素晴らしい演奏をして、大絶賛を受けました。
そして、その子はユーチュブにピアノの演奏を配信してみることにしました。そうしたら、そのピアノの音色に癒された人がどんどんフォロアーにいなってくれました。また、それに感銘を受けた人たちがピアノを習い始めることになりました。
こんな形で、初めは自分が楽しくて練習したピアノが上手に演奏できるという能力が、他の仲間に影響を与えて、今度はネットを通じて世の中の知らない人にも影響を与えると言ったように、その能力を使ったことによる影響力がどんどん広がって行きました。
では、もしその子がそのピアノが弾ける能力は自分だけの特別なものなので、出し惜しみをして一緒にレッスンを受けることをしなかったらどうなったでしょうか。
もし、その子がとても恥ずかしがり屋で自信のないので、一人の世界に閉じこもっていたらどうなっていたでしょうか。
その能力はそれ以上は広がって行かなかったかもしれません。
この例から、わたしが伝えたかったことは、実は能力は自分の物ではないと言うこと、そして能力は神様からのギフトであるということです。
どういうことかというと、この世に生まれてきたのには何かの目的があって、その目的を達成するために必要なものは生まれた時から既に与えられていると言うことです。その一つがその人だけの特質であり能力でありそれは神様からの与えられたギフトであって自分の物ではないのです。
だから、その能力を自分の為だけに使っても広がって行かないのです。
能力がギフトだと気が付いたら、他の人とシェアして世の中の発信していくと、そこからどんどん広がって行くことになります。
昨今では、いわゆる引きこもりの人が増えているように思います。その引きこもりの人の中には大変すばらしい能力や才能を持っている人がたくさんいます。
自信が無いから、否定されたら怖い、自分には価値がないなど、この様に思うことも全く普通の健康的な考え方で否定しなくてもいいのです。少しだけ、これがもしかしたら神様からのギフトであるのかもと感じてみたら、それを使ってどんなことがしてみたいと思いますか。