不安は恐れはどこから来るのでしょうか。
その原因について、書いてみたいと思います。
私は以前に生命保険会社の営業の仕事をしていました。
生命保険とは何かというと、皆さんご存知のように
未来の万が一のことに備えて保険という安心を買う事です。
では、万が一に備えていくらの保険が必要なのでしょうか。
それは人によって違いますので、答えはありませんが、
生命保険を掛ける人には、共通点があります。
それは、
未来に起きるかもしれない万が一の不安が有ると言う事です。
万が一のことが起きたら、お金の不安が有るから、
生命保険に加入して金おの安心を買うわけです。
また、逆に将来のお金の不安が減って来たので
生命保険の金額を減らす提案をしても躊躇する方が見えました。
それは、生命保険を変更すると病気になるからという理由でした。
その方は、過去に保険を見直した直後に病気になった経験をされていました。
過去の経験が恐れとなり、現状を変えない事を選択されました。
この様な将来に起こりえる損失を回避するための手段を準備することは、
リスクマネージメントとも言います。
わたしは、このリスクは不安や恐れと同じだと考えます。
そして、その原因は大きく二つに分類できると言われています。
一つが、未来に対する不安で
もう一つが、過去の経験からの不安です。
お金の不安に限らず、他の不安でも考え方は同じです。
また、不安と言うのはそれを感じやすいか感じにくいかという
性格的な要素も関係してきますので感じ方は違っても
全く不安の無い人は一人もいないのではないかと思います。
では、何かに不安を感じた時にはどうしたら良いのでしょうか。
それは、その不安が先程の例の様に、
その原因が未来の不安なのか、過去の経験からの不安なのか、
どちらに当てはまるのかを分析してみるとよいです。
そのどちらかで、対処方法が変わってきます。
一つ目の未来に起こるかもしれない不安からくる場合は、
生命保険に加入する時の様に、今の状態がどうなのかを考えて、
将来の不安がどの程度であるのか理論的に考えてみます。
その上で、何か必要なものがあれば出来る範囲で準備する。
そうすると、ある程度の不安は回避できることになります。
次に、二つ目の過去の経験が原因で不安を感じる場合は、
その過去の経験について分析することを最初にします。
そして、その原因が何であったのかを理論的に考えます。
どうして理論的に考える必要があるかと言うと、
私たちは、学習したことを記憶するという
脳の仕組みを持っているからです。
仮に、生命保険を見直すと病気になるという事を
そこかで聞いたことが有る場合、
実際に経験していなくても、学習して記憶します。
学校の教科書で勉強することも同じです。
もし、生命保険を見直したことが直接の原因で
病気になったのであれば、
見直しをしない方が安全だということになります。
しかし、その不安を取り除きたいと思うので有れば、
本当の原因が会社のストレスであるとか、
家庭環境や食生活であるとか、分析してみることが必要です。
お金の不安、
健康の不安、
対人関係の不安、
あなたの不安の原因は未来なのか過去なのか
もし、自分一人で考えられないのであれば、
ライフコーチがお手伝いすることもできます。