これ欲しい、あれも欲しい、
これしたい、あれもしたい、
願望を次々に追い求め続けると、
願望が手に入っても満足感が得られず、
もっと欲しくなったり、
別のものが欲しくなったりします。
逆に願望が手に入らないと分かると、
益々それを手に入れたくなります。
なぜなら貪欲というものは、
空虚感を同時に発生するからです。
欲しい欲しいという願望が強すぎると
願望をどれだけ手に入れたとしても
結局は空虚感が増え続けるだけで、
満足感は得られないと言うことになります。
地位や名誉、承認や賞賛
それを得るためのお金や物
これらの願望は私たちが持っている
高次の脳機能から生まれます。
それが、自分本位の願望であれば、
他の人を傷つけたり、
人の足を引っ張たりします。
時には喧嘩や戦争が起きます。
自分本位の中からは
喜びの感情は発生しません。
同じ願望でも、
社会や家族の一員として、
世の中が求めているものであれば、
そこから愛が生まれて、
願望が得られた時の喜びを
他の人と分かち合うことが出来ます。
自分だけが良ければと言う自己満足では
本当の満足感は得られません。
本当の人生の豊かさを手に入れる為には、
世の中が求めていることの中から
自分が心から願う社会の役割を担い、
他者と喜びを共有する必要があるのだと、
わたしは思います。