日本人は和を大切にする国民性がありますね。
ですから、周りの空気を読まないでマイペースな人は
集団の中では嫌われる傾向にあると思います。
では逆に、周りの空気を読み過ぎる人はどうでしょう?
おそらく、集団の中では嫌われることは少ないと思います。
言うまでもなく、職場やコミュニティといった集団の中では
少なからず周りの空気を読む必要はあると思います。
ここからは、
周りの空気を読み過ぎるとどうなるのか
私が思いつくことを書いてみたいと思います。
人の思考の基準になるものは、大きく二つに分けれます。
一つが自分軸、もう一つが他人軸です。
この二つの違いを簡単に表現すると、
自分軸とは自分を気持ちを優先すること
他人軸とは自分より他人を優先すること
になります。
この二つの違いを踏まえて上で、
周りの空気を読み過ぎる人の思考はどちらが強くなる思いますか?
答えは明らかに他人軸が強くなります。
どうしてかと言うと、
空気を読み過ぎることは他人の気持ちを読みすぎることと同じで、
それがある中で自分の気持ちを優先させることは思考に矛盾が生じます。
私たちは矛盾が生じることがストレスになり矛盾を正当化する心理が働きます。
イソップ童話の「すっぱいブドウ」に
腹をすかしたキツネが見つけた甘そうなブドウは高くて取れなかったので、
道端に落ちていたレモンを拾いこちらの方がブドウより甘いかもと言う話がありますが、
空気を読み過ぎる人は自分の気持ちを優先する矛盾を正当化するために、
人の気持ちを優先させる方が良いと言う心理が働くのだと考えます。
つまり、集団の中では周りの空気を読む必要はありますが、
周りの空気を読み過ぎると自分の気持ちを我慢することになります。
また、集団中では他人とまた別の他人の気持ちが違うこともあります。
そうなると、そこの違いにも気が付くとここにも矛盾が生じますが、
人の気持ちはコントロールできないので正当化は難しく、
更なるストレスが増えることになります。
ですので、周りの空気を読み過ぎる人は、
空気を読まないで嫌われるくらいの覚悟で自分軸を保つくらいが
丁度良いのではないでしょうか?
集団の中では矛盾が生じるのは当たり前なので、
結果的に自分の気持ちを優先してストレスが減らす方が良いと思います。
まとめると
職場やコミュニティなどの集団の中では、
周りの空気を読むことは必要なことにはなりますが、
空気を読み過ぎると違う意見や考え方の矛盾が生じます。
周りの空気を読み過ぎる人はその矛盾を正当化するために、
思考も自分の気持ちより他人の気持ちを優先されることになり、
自分軸から遠ざかりストレスを多く感じて疲れてしまいます。
対策としては、
周りから何と思われても気にしないで自分の気持ちを優先する
自分軸を保つことをお勧めします。